今年のコミケ総括

割りと気になるところがあったので、コミケ考察でも

  • 天気

1日目 終日曇り
2日目 曇り、昼過ぎに豪雨といえるにわか雨
3日目 曇り時々晴れ
全体的に極めて楽な天気だったんじゃないかと。

  • 混雑具合

予備知識が無い人のために。各日の大まかなジャンルを記しておきます。
1日目:比較的世間に認知されたアニメ・漫画の二次創作同人誌。ただしやおいネタ系列は二日目
2日目:BL・やおい系列の二次創作、アイドル等リアルが元ネタの同人誌
3日目:エロゲーを中心としたアダルト色の強い同人誌、創作同人誌、同人ゲーム等媒体が紙以外の物、同人ゲームの二次創作同人誌など。
終日:企業ブース


昔はゑろい同人誌って基本的に3日目で、他二日はなるべく一般で、みたいな流れがあった気がするけど今はどの日も助平具合は一緒な気がする。それはともかくとして
通常オタクに人気があるとされるイラストレーターが3日目の「アダルト色の強い同人誌」「創作同人誌」に揃って申し込むため、大体オタクは三日目の時間がそれに費やされます。
ステレオタイプなオタのコミケのすごし方は総合するとこんな感じだと。


1日目:流行のジャンルを拾い食いしながら、企業ブースを回る
2日目:普通は休み。企業ブースに取りこぼしがあるとか、こぼれ絵師がいた場合のみ突撃。三日目を迎える前に済ませることは済ませるだけ済ましておく。
3日目:全精力と時間を以って有名イラストレーターを巡ったり、本を買い漁る。


まあ、人によっては現地の人と会話したりコスプレしたりとかありますが割愛で。


総合 40万人-50万人らしい


1日目 例年並みかわずかに少なめだったような。
推測するに、社会人以外の参加者(特に女性層が全般的に)は拡大しているものの、
お盆からやや離れた平日(11日)であったため社会人が休みを取れず脱落した分で相殺されているのではないだろうか。
企業ブースの混み具合は例年通り酷かったけど、東・西ホールそれなりに高い密度だったことから。


2日目 どうみてもやや増えてます
上述したとおりなので、企業ブースに用がある社会人はこの日から参戦したのではないかと。後BL目当ての人はどうみても増加しております。


3日目 ふえすぎ
うーん、こんな感じで増加すると来年か再来年には「始発で来るとか意味ないよね」なんてなりそうな感じで怖い。それぐらい朝の待機列は多かった。
ただ中の人口密度は3日目の日記で述べたように偏りが出ていて
東シャッター外>>>>>>企業ブース>=西シャッター外>>東西壁>=東島>>>>西島

なんつうか、今更ですが委託が進んでるのと情報格差がなくなった事で完全に違ってきてますな。
「委託される」→事前に知れ渡る→買い損ねても委託で買えばいい→皆後回し
「委託されない」→(以下略
西シャッターの方々は委託される方がほとんどなので(特に同人ゲーム系列は・・)東とのこのような明確な違いが出たように思います。
ただ、混雑が無い方が同人誌即売会本来の姿に近づくように思います。・・っつっても昔のコミケに参戦したわけじゃないから本来の姿といっても決め付けですけど。
それに委託が定例化してしまったら最終的に商業誌に回帰してしまうようにも見えますし下手に自分の絵を氾濫させてしまうと自分の作家寿命が短くなってしまうとか、問題もゴロゴロ。
一体どうなることやら。


しかしまあ、シャッター以外の壁際っていつもこんなに人少なかったっけ・・?


後感じた事と言えば
・全体的に質が向上している
例年島を巡れば結構な数で落書きみたいな本(失礼ながら敢えてそう表現させていただきます)があったんですが、今年は真面目にサークル全般あらゆる分野において本の質が向上しているように感じました。表紙倒れでなく中もある程度見るに耐える内容になってるし。
そもそも商業作家自体が溢れすぎて、普通に壁際どころか島を侵蝕しつつありますな・・。
これはこれで楽しみである一方で、留意する点であるのかもしれません。