コミケ雑感

今年は参戦者55万人か・・・全日参加者が増えてたし、特に同人ゲーム分野が移動してきた1日目の増えようはかなりすごかった。だからといって3日目が減るわけでもないし。
後、回ってる分野が限定的なせいかもしれないけど、これといって勢いのあるジャンルは色眼鏡なしに東方Projectぐらいなもので、アニパロとかはややハヤテ(というかヒナギク本)が強くて、グレンラガンTo Loveる、後は横並びに見えました。後今回同人ゲーム2強が久々に強烈な行列を作ったり、シャッターゲンガーどもの売り切れが無闇に早かったりってのも雑感といえば雑感かな?

天気は超多湿炎天下、快適曇天、曇りのち晴れ。1日目はコミケ史上屈指の厳しい天気だったと思う。
逆に二日目はすごい快適だった。三日目は一般的なコミケ天気。

後はそうだな。
三日目の行動記録にもありますけど、東の海沿い橋脚シャッター外に飛ばされて、
5年前を思い出して物凄い懐かしさを覚えました。
その当時はソロプレイだったんですが、シャッターはとても無理だと考えて、
別に始発で行こうとかも考えなくて。
とにかく何も知らなかった分、見て回ることに必ず発見があって、新鮮味が尽きませんでした。
当時、エターナルファイターゼロとメルティブラッド・・もといタイプムーンぐらいしかわからなくて、
上海アリスも07th Expも知らなくて、企業ブースで豪快に使えるような金もなかった。
その分、とにかく巡りました。
だから自分にとってコミケって「買いに行くところ」ではなく、あくまで「巡って知るところ」だったりします。
今でもそうですね。
並ぶのも買いに行くからではなく、そういう体験を知るところ、と考えると苦痛は何も。
並ぶのは同じ体験の繰り返しでは、と思うかもしれませんが、そんなことはない。
並ぶ場所、並ぶサークルが同じでも、天気が違う、買いに行く商品は違う、周りの人間の様相も、
話されている内容も、隣のサークルも違う。他にもいくらでもあります。
そういうのが楽しめるようになると、コミケはマジで楽しいです。

当然ながら上述した自分の視点は絶対ではないです。コミケ自体はそれぞれの楽しみ方があることと思います。
ただ年々コミケはエロゲと同じで限定版を買う会場と化している一面があって、参加者もそれがコミケだとする風潮が年々強くなっている。

上の行動記録のように自分自身もかなりそれに毒されている部分があります。
今回は行動の最中にそれをちょくちょく感じて、結構自分では悔いの残るコミケであった、と考えています。
いつも会場全体をもっと巡るんですが、今回はかなり限定的にしか回れていません。
一日目は東1-3、二日目は企業ブースを出ることなく撤収してしまいましたし、3日目も西は見ていない。
事前にほしい物を調べすぎ・見つけすぎて会場で自由に巡る暇と楽しみが無いとか、単純に参加者が増えてモノが捌ける様になったとか、単純にBLが増えたんじゃないかとか、単純に体力とガッツがひそかに落ちてるんじゃないかとか、理由はいろいろ思いつきますが。
いつもなら流行が何か、とか結構把握できるんですが、今年はとりあえずハヤテを推してる人が多いかな、ぐらいしか感じ取れなかった。
まあ今年は目玉が少なくて、ジャンルが細分化して実際わかりにくかった、という面もあるのかもしれませんけどね。それと踏み込みづらいジャンルが増えたのもある。今回大幅に増えたBLも理解は出来るけど、楽しもうとするには無理と限界がある。三戦やネトゲのようなハードルの高いアーケード対戦系ゲームも同様に苦しい。
まあ、それもさておき。

来年以降後輩の誰が(いるのか?)コミケの指揮を執るかわからんけど、出来れば「限定版バイヤー」に留まらないチーム大明神後継者が輩出されたらいいな、と思う。